- 気分が落ち込む
- 人前で緊張する
- いらいらする
- 気分が高揚しやすい・気持ちの浮き沈みが激しい
- 息苦しく、ドキドキする
- 確認行動が多い
- 会社や学校に行けない
- やる気が出ない
- 眠れない
- 不安感が取れない
- 頭痛、嘔吐、めまいなど自律神経症状
- 何度も手を洗ってしまう
- 物忘れが気になる
- 内科や外科などでは異常がないと言われたが、症状がある
様々な理由で病院受診が困難な方には自宅や施設に訪問診療を行います
Medical
様々な理由で病院受診が困難な方には自宅や施設に訪問診療を行います
仕事上の人間関係がうまくいかない、仕事が多すぎる、家庭内の問題などのストレスがきっかけとなり、気分が落ち込む、眠れない、食欲がない、集中力がないといった状態が続く場合は、うつ病の可能性があります。(きっかけやストレスがなくてもうつ病を発症することがあります。)さまざまな要素が関係してうつ病を発症しますが、ある遺伝傾向、性格傾向を有する方は、よりストレスに対する影響が大きく現れ、うつ病を発症しやすい傾向にあります。うつ病は決して珍しいものではありません。
当院では、まずしっかりと症状やきっかけとなった出来事などを伺います。その上で、うつ病がどのようなものかを丁寧に説明し、ひとりひとりの状況に合せて回復への治療を一緒に行なっていきます。
ハイテンションな気分が続く躁状態と、落ち込んだ気分が続くうつ状態とを繰り返す場合は、躁うつ病(双極性障害)の可能性があります。
躁状態は爽快な気分で、元気があり、本人も周りも最初は症状に気付かないかもしれません。
しかし、その行動は行き当たりばったりで、内容を伴うことが少なく空回りになってしまい、結局は周りに迷惑をかけてしまいます。うつ状態はうつ病によるうつ状態と同じ状態です。
そのため、うつ病と診断され治療していたが、治療がうまくいかず長引く場合は、躁うつ病の可能性があります。その場合は、躁うつ病の治療を行うことで回復することがあります。
当院では、まずしっかりと症状やきっかけとなった出来事などを伺います。その上で、躁うつ病がどのようなものかを丁寧に説明し、ひとりひとりの状況に合せて回復への治療を一緒に行なっていきます。躁うつ病は90%の方が再発するといわれており、再発予防も大切です。
過呼吸、動悸、発汗、吐き気、頭痛などが同時に起こる「パニック発作」を繰り返す場合は、パニック障害の可能性があります。パニック発作を繰り返すことにより、発作がまた起こるのではないかと不安になる「予期不安」が出現することがあります。また、発作が起こったら逃げ場がないと考え、電車やバスなどに乗れなくなってしまう「広場恐怖」を生じることがあります。
日本においてパニック障害にかかる人の割合は3.4%であり、これは約30人に1人の割合です。決して珍しいものではありません。また、日本の場合、平均発症年齢は23歳前後で女性に多い傾向があります。
当院では、まずしっかりと症状やきっかけとなった出来事などを伺います。その上で、パニック障害がどのようなものかを丁寧に説明し、ひとりひとりの状況に合せて回復への治療を一緒に行なっていきます。
健康上の問題、経済的な問題、対人関係の悩みなどのストレス因子をきっかけとして、さまざまな心身の症状が現れ、社会生活に支障をきたしている場合は、適応障害の可能性があります。ストレス因子に対する反応であり、症状はストレスが生じてから3ヶ月以内に出現し、情緒面や行動面で多彩な症状がみられます。
うつ病と似たような気分の落ち込みが認められますが、因果関係のはっきりしているストレスがあり、その原因が解決すると症状は次第に改善する点が異なります。ストレス因子が持続する場合には症状が長引くこともあります。本人の適応能力の問題だけとは限りません。どうしても合わない仕事、どうしても合わない人間関係などに悩み、努力はしてみたがどうしようもなかった場合に気分が落ち込んだり、夜眠れなかったりなどは、誰でも一度は経験しているものです。適応障害は誰にでもなる可能性があります。日常生活に支障がでるような症状がある場合は、ご相談ください。
ひとりで悩んでいると辛いものです。当院では、まずしっかりと症状やきっかけとなった出来事などを伺います。その上で、適応障害がどのようなものかを丁寧に説明し、ひとりひとりの状況に合せて回復への治療を一緒に行なっていきます。例えば、会社員の方に関しては、休職を勧めたり、上司や会社の相談窓口(人事部など)、産業医などに相談することを勧めたりします。
人間が生きていく上で、不安というのは大切な要素でもあります。不安になることで、危険な環境から離れるような信号を自ら作り出しています。正常なレベルでの不安は誰にでもあります。不安が多少強いからといって、特に異常ではないことも多くあります。ある環境で出現すると予想される不安のレベルよりも、はるかに強い不安を感じたり、普通は不安を感じないような環境で強い不安が見られる場合を、不安の異常な状態として「不安障害」といいます。
現代社会の多様化に伴い、現在、日本人の5人に1人がなんらかの睡眠の問題を抱えているといわれています。当院の睡眠専門外来は全国でも数少ない睡眠障害全般を診る医療機関で、睡眠医療専門スタッフにより診察・治療・検査を行っております。睡眠のことでお悩みの方は、お気軽に当院睡眠外来へご相談下さい。
正体のわからない誰かにひどいことを言われている、部屋が盗聴されている、電磁波に襲われているなどの症状が続く場合は統合失調症の可能性があります。遺伝的要因とストレスなどの環境的要因が発症に関係しています。
10代~40代で発症し、約100人に1人がかかる疾患です。決して珍しい病気ではありません。幻覚や妄想によって発症することが多く、薬物療法が主な治療となります。早期の発見と、早期の治療が大切です。
当院では、まずしっかりと症状やきっかけとなった出来事などを伺います。その上で、統合失調症がどのようなものかを丁寧に説明し、ひとりひとりの状況に合せて回復への治療を一緒に行なっていきます。統合失調症は再発の可能性が高いため、再発予防も大切です。
空気が読めないとよく言われる、変わっているとよく言われる、じっとしていられずケアレスミスが多いなどの症状が続いている場合は、発達障害の可能性があります。代表的な発達障害としては、コミュニケーションが苦手でこだわりが強い自閉症スペクトラム障害(アスペルガー症候群を含む)や、多動で衝動性を抑えられない注意欠如多動性障害(ADHD)があります。
小児期から発達障害と診断され治療を受けてきた方と、大人になってから診断される方がおられます。大人になってから診断される場合には、多くの場合において環境に対する不適応で発達障害が疑われることが多いです。
当院では、まず不適応となる生活状況をできるだけ詳細に伺い、より苦痛を感じず作業能力の上がる環境を一緒に探していきます。発達障害がどのようなものかを丁寧に説明し、ひとりひとりの状況に合せて回復への治療を一緒に行なっていきます。
徐々に悪化する物忘れが続く場合は、認知症の可能性があります。物忘れの症状に加えて、暴言、暴力、徘徊、眠れない、食欲がない、やる気がわかないなどの症状が出現することもあります。
65歳以上で認知症の方は、およそ6人に1人であり、超高齢社会を迎えた日本で認知症の方はさらに増加傾向です。
認知症は①物忘れや物盗られ妄想などを主な症状とするアルツハイマー型認知症、②小人が見えるなどの幻視を主な症状とするレビー小体型認知症、③脳梗塞などをきっかけに発症する脳血管性認知症などに分類されます。早期発見と早期治療が大切です。
当院では、まずしっかりと症状やきっかけとなった出来事などを伺います。その上で、認知症がどのようなものかを丁寧に説明し、ひとりひとりの状況に合せて回復への治療を一緒に行なっていきます。